VCLTとは?
VCLT(Vanguard Long-Term Corporate Bond ETF)は、バンガード社が運用する米国の長期社債ETF
米国企業が発行する投資適格級(IG:信用格付けがBBB以上)の長期社債を中心に投資している
- 設立:2009年
- 純資産:約50億ドル以上
- 保有銘柄数:約2700本(分散度が非常に高い)
- 経費率:0.04%(極めて低コスト)
- 利回り:おおよそ5〜6%前後(2025年時点、変動あり)
VCLTの魅力(メリット)
✅ 高配当利回り(安定収入)
米国の社債は国債より金利が高めに設定されているため、利回りは5%超と比較的高水準
しかも分配は毎月なので、安定的なインカム収入を得たい投資家に向いている
✅ 投資適格債に限定=デフォルトリスクが低い
投資先はS&Pやムーディーズの格付けでBBB以上の投資適格級
ジャンク債ETF(例:HYG、JNK)に比べて安全性が高いのが特徴
✅ バンガードの低コスト運用
経費率はわずか0.04%
他の債券ETFと比べてもトップクラスに安く、長期投資向き
✅ 分散効果
数千本の社債に分散投資するため、特定企業の倒産リスクがほぼ無視できるレベルに
個別債券投資より安心感がある
VCLTのリスク・注意点(デメリット)
⚠️ 金利上昇局面に弱い
VCLTの最大のリスクは金利リスク
長期債を多く保有しているため、金利が上がると債券価格が大きくダウン↓↓
→ 2022年の利上げ局面では大きな下落を経験
⚠️ 利回りは「社債の信用リスク」に依存
投資適格級とはいえ、景気悪化や企業業績悪化の影響は受ける
デフォルトリスクは小さいが存在する
⚠️ 株のような成長性はない
株式ETFのように「10年で2倍3倍」といった成長は期待できない
リターンの大半は配当(利息)収入であり、値上がり益は限定的
VCLTは買いなのか?
- 安定したインカム収入を重視する人
→ ✅ 適格級の長期社債で構成されており、配当生活の一部として魅力的 - 株式のボラティリティを和らげたい人
→ ✅ 株と逆相関になる局面もあり、分散投資の一環として有効 - 値上がり益を狙う人
→ ⚠️ 株式のようなリターンは期待できず、物足りないかもしれない
まとめ
VCLTは「高配当かつ比較的安全性の高いETF」
ただし、**金利リスク(長期金利上昇時の下落)**は大きな弱点
👉 安定収入を求める人には非常に良い選択肢★ただ金利サイクルを意識しながら投資する必要あり
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Judy的には、、、ありですが、、、ちょっと難しいETFかも☆
「金利サイクルを意識する」
これが出来るのが条件になってしまうので分散投資には向いていますが初心者にはおススメできないかな^^;
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